きょうもまた、あなたとおいしい朝食を食べる、それが幸せ。 風は、すずやかに、木の葉をゆらし、小鳥のさえずりが、庭に降る。 バンコク バンカピから。今日も元気だ、幸せだ!
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いまなお精力的な演出活動を続ける蜷川幸雄さん(72歳)も、
4,5年前から老いを実感し始めた、という。
しかし、
「演出家として、老いは経験するべきこと。無理に若返ろうとは思わない」。

それで落ち込んだりしないように、いろいろ工夫している。
物忘れに対しては、
「明日はこのCDを持って行く」などと枕もとにメモしたり、
出先から家の留守電に吹きこんでおいたりする、
という。

舞台照明が暗い、と感じることも増えた。
自分が感じる世界と、若い世代が感じる世代とのギャップに気づくと、
その間を調整する、
もう一人の自分が現れてきた。

こみ上げた怒りを抑える間、二人の自分が言い争う。

「年寄りのエキセントリックな癇癪だ」
「いや正当性がある」

怒らずに済んだら、

「人間が出来てきた」
「いや感性が鈍くなっただけ」

つまり、老いることによって、人生の時間を2倍に、濃密に生きていくようになった、
のではないだろうか。
老いることは、悪いことばかりでは、ない。
と、すこし納得させてくれる。
そして、いつまでも、第一線で、進歩しつづけることが、可能なのだ。

仕事が終わると、まっすぐ家に帰る。
本や新聞を読み、DVDを見て、シェークスピアを読み込む。

はは~、いまでも、、、、たぶんいつまでも、シェークスピアを読み込み続けるのだろう。
演出家だから、シェークスピア。
稀代の演出家でも、70歳を越え、なお探究、しつづけるのだ。

そして、今が一番いい時期だ、と感じる。
という。

だから、昔より抱える仕事も、今が一番多い、
のだ。

若い才能に出会うと、

「絶対オレの方がいいぞって、認めさせたいんだ」

闘志も衰えること、無し。

(朝日新聞の「元気のひみつ」の記事から(2008年4月27日)




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