きょうもまた、あなたとおいしい朝食を食べる、それが幸せ。 風は、すずやかに、木の葉をゆらし、小鳥のさえずりが、庭に降る。 バンコク バンカピから。今日も元気だ、幸せだ!
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
非常事態令が2ヶ月以上にもわたって敷かれ、

言論の自由、集会の自由が奪われ、

人権を無視した強制捜査が全国で実施され続けている中、

僕は、タイの知識層(学識者、作家、芸術家、人権保護や平和を求める団体、フリージャーナリストなど)から、

これは変だ、いかにも行き過ぎではないか、正義が行われていない、

という声が、何故、上がってこないのか、

不思議に思っていました。

たとえば、タイに、作家なんていないんだろうな、

こんなときに声を上げないで、

なんのために文学をやっているのか、

という印象さえ、持ちかけています。


しかし、ようやく、タマサート大学で、今回の騒乱と軍隊による強制排除に関する、セミナーが行われ、

政府の行動に対し、大きな疑問、というより明確な非難を表明された、

という記事が、ネーションとバンコク・ポストに載りました。

ネーションの記事を、抄訳してみます。

(ネーションに載った記事ですから、検閲も大丈夫でしょう)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<学識研究者群、政府の人権侵害・蹂躙を糾弾>

昨日、タマサート大学で、「ラジャムノンからラチャプラソンの悲劇」というセミナーが開催された。

学識研究者たちは、政府行動を、

赤服デモ隊に対し、人権を侵し、国際行動基準に反する措置を行ったもの、

と酷評した。

同時に、当局の、

デモ抗議者に”テロリスト”というラベルを貼ること、

戦争兵器の使用、

そして、メディアの検閲に対して、非難した。

チュラロンコン大学、カセム・ペンピナン哲学講師は、

4月10日、5月19日の事件は、デモ抗議者を逮捕するために、

当局が会場を包囲攻撃したもの、と語った。

軍隊の投入による排除は、

国民の憲法上保障されている政治的集会の権利を侵すものである。

CRES の報道官コル・サンセーン・カウカムナードが、

軍による行動は国際基準に従っていると何度言い訳しようが、

当局が現場で、軍隊を使い、戦争用兵器を使って市民を排除したのは、行き過ぎである。


デモ抗議者の中に、本当にテロリストが居たのか、と彼は疑問を呈する。

そして、居たとするなら、何故タイ情報局はそれを把握し、

デモ抗議者にテロリストが紛れ込むのを防ぐ処置、

あるいデモ・サイトから追い出す処置が取れなかったのか?


政府の取った行動は、政府に同調しない人間達を、

社会の敵である、と見えるように誘導したい欲望から生じたものだ。



人権擁護活動家のクワンラビー・ワングドム女史は、次のように語った。

政府のデモ隊排除の行動は、国際基準でいう7つのステップは踏襲しているものの、

現場での実行部隊が、行動を遂行するにあたっては、実に高圧的で荒っぽいものとなった。

たぶん、現場のストレスとプレッシャーのためだろうが。

かれらは、市民に実弾を発射したが、ゴム弾を使うべきだったし、空に向けた威嚇射撃を行うべきだった。

このために、多くの市民の犠牲者をだすことになった。

外国人ジャーナリストや、レスキュー隊員たちも、タイ軍隊の実弾で負傷している。



マヒドン大学・人権擁護センターのクリタヤ・アチャワニクル女史は、

86人の男性と4人の女性が死亡した、と語った。

そのうちの10名は公務員である。

多くの死者は、頭部を、高角度から撃たれて死んでいる。

その3分の1は、検視を受けていない。

検視報告が、死因を決定する重要な証拠データとなるはずなのに、と彼女は語る。


パトム・ワナラン寺院で殺された、

ボランティアー看護婦のカモルケット・アカハドを例として、

ポーンテップ・ラジャナスナン医師が語った。

銃弾は彼女の体内にあった。

しかし、当局側は、体内に無かった、と言うのだ。

このように、政府の検視は不透明であり、隠蔽工作がなされている可能性がある。


クリタヤ女史は、テロリストと言う言葉を、使うべきではないと断定した。

デモ抗議者をそうラベル化することによって、

彼らの名誉を損なおうと意図する行為であり、

醜く、期待外れの政府の行動を、たくみに正当化しようとするものである。

市民は政府を憎むことは出来るが、

政府には市民を憎む権利は無いし、市民を殺せと命令する権利など無い、と語った。


人権擁護活動家のサラブ・パツムラットは、デモ抗議者が投降した際に、

暴力的で、屈辱的で、不適切な取り扱いをうけた、と語った。

僧侶でさえ、手も足も縛りあげられたのである。

デモ抗議者が、集会の禁止令に違反したからといって、これは行き過ぎている。

政府が、おのれの市民を脅迫という手段を使うことは、

その不安定さと、違法性を示すものである。


チュラロンコン大学、ジャキット・サングカマネー政治学講師は、語った。

CRESの、その時の連続した発表は、プロパガンダのようなものだった。

事実を全て語らず、一方的な見方の状況説明しか行わなかったからだ。

CRESは、市民の中に、デモ抗議者に対する恐怖や憎悪を掻き立てようと意図していた。


今回の暴動事件の公式調査委員会の結果は、まだ出ていないのだ。


CRESのプロパガンダ・テクニックについて、

反対者を悪魔のように表現する人格攻撃や、一部の真実飲みの報道、

重要なポイントから議論を逸らすこと、変な人間を祭り上げること(サンセーン大佐)、

などを使っていると説明した。


マスコミュニケーション学者のウボンラット・シリユワサックは語った。

政府は国家安全非常事態法を使って、メディア、ニュース・レポート、政治的発言を、

阻止、あるいは統制した。

政府と軍隊の集会排除の合法性を創りあげるために、である。

TVからあふれ出る政府側に発表の一方で、

ローカル・メディアのコミュニティ・ラジオやケーブルTVを検閲し、

「国家安全の脅威」を伝えようとする36ものウェブ・ブロードキャストを閉鎖し、

主要なメディアに対しても介入して、

今回の軍事行動に否定的なイメージを与えそうな番組やコラムを停止させた。


セミナーの後、会場では、

パトムワナラム寺院の前で、撃たれて死亡したレスキュー・ワーカーの写真、

同じくボランティア看護婦のカモルケット、

そしてボンカイで、赤十字旗を携えていたレスキュー・ワーカーが、

撃たれ、死んだ写真などが、公開された。


Govt comes under fire over crackdown    6月20日 ネーション

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今回のバンコク騒乱とその終焉に関し、

多くの謎が未だ解明されておらず、

なにが事実だったのか、

誰が、何を企み、実際に行われたのは何か、

内外から、独立した、偏向しない、徹底した調査を求める声が高く上がっているわけです。

僕の、単純な疑問としても、

政府が言うように、赤服デモ隊のなかに、武器を持ったテロリストが(5月19日に)居て、

軍が、実弾は、自己防衛のために、相手を狙いさだめて撃つ、それ以外には使用しない、

という説が正しいのならば、

なぜ、ただの一人も、武器を持ったテロリストが狙撃されて、死亡していないのか。

居た、とすれば、彼らは前線で対峙していたはずですし、

標的として軍は真っ先に狙わなければならない相手でしょう。

なぜ、撃たれて死亡したのが、普通の市民ばかりで、80名を超える数になったのか。

説明仕切れません。

僕は、

「軍が、実弾は、自己防衛のために、相手を狙いさだめて撃つ、それ以外には使用しなかった」、

ということは証明しきれない、

と想像します。


また、

誰か策士が、壮大に仕組んだ、

赤服にテロリストという汚名をきせるための、大芝居だった、

という疑い、可能性も、ゼロではないのです。

そんな疑いを払拭させるためにも、真実をもとめる声が高い、のだと思います。


そのために、カニット氏を委員長として、事実調査委員会が発足していて、

まだ、結論がでていません。

それどころか、必要な委員の選定にすら時間をとられているようです。

(確かに、この委員会のミッションは重く、適当な人材を探すのが難しい、

あるいは、非常のデリケートな問題なので、

どちらの陣営からも、非難の的となる役割になる怖れが多く、

成り手がいない、ということかもしれません・・・)

ただ、このカニット氏に対し、すでに落胆の声もあがっています。

ひとつは、彼が、この真実調査委員会(Truth Committee)を、

国民和解の一環として、

実行したい、と述べたことに対してです。

どちらの側にも、公平に行う、

ということを言いたかったのかもしれませんが、

いや、そういう和解のことを前提に考えるのではなく、

つまり、政治的な配慮・判断を仲介させることなく、

徹底した事実の発見、確認を行うべきなのだ、と。

その結果が、どんな事実が、どんなにおぞましい悪事が出てこようとも、

まず、真実の姿を公開することが、その使命のはずなのである、と。

事実の調査・分析が、治療(国民和解)の前に必要なのだ、

という意見です。

PM's road map to anywhere but the truth



真実調査委員会から、なんの結論も出ていないのにもかかわらず、

いまの、非常事態令のもと、赤服=テロリストという断定が一人歩きし、

さまざまな人権無視が、当たり前のように、行われています。

たとえば、赤服支援者の、ブラック・リストなど。

それを、聞いても、なんにも思わないひとが多いのではないか、危惧します。

いかにも、洗脳されてしまっている、わけではないでしょうか?

ここでは、赤服支援者と、テロリスト支援者とを、同様に見ているわけです。




怖いなぁ、

と思います。



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
<タイ・ブログランキングに、登録しています。
応援ください。読んだら、必ず、クリック一回!>

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


タイ・ブログランキング


わたしのお勧め出会いサイトです↓
Thai Dating, Singles and Personals

コメント
この記事へのコメント
そんなモノなのでは?
 10月よりバンコク生活に入るので最近はバンコク情勢にも気を配っています。
 現政権の赤シャツに対する過激な反応と言えない事もないでしょう。
 でもあれだけの長期に渡って一番の繁華街の占拠が続けば
 そして解決の見通しがなければやむをえなかったのでは?
 いずれにしろ問題の根本的な解決はないのでは?
 又真相解明も多分できないと言うかしないでしよう。
2010/06/22(火) 07:24 | URL | トマックス・三重 #90LdKUd6[ 編集]
うまくまとめられませんが
なんとも悲しい事ですね。
私は実際にこの件に関しては両派の政治家と話しをする機会を得、
ニュース報道を見て、実際に自分の目で
封鎖地域の様子を見ていましたが、少なくとも
政府のプロパガンダのやり方には
疑問を通り過ぎて確信をもって危険さを
感じます。
彼らの主張するテロリストの居ない所で
殺意をもって水平射撃している現場も見ましたし、
ニュース報道では規制され決してでてこない部分でしょう。
もしかしたらアピシット首相にさえ
現場の状況は報告されたいなかったのだと思います。
書くと長くなるので遠慮させていただきますが、
まさに今のこの状況が、この国の状況なんだととしか言いようがありませんね。
2010/06/23(水) 01:43 | URL | ウチャラポーン #RuBj8cxQ[ 編集]
観念的な民主主義
先進国のいわゆる民主的と言われるジャーナラリストは、本当に公平な報道をした事が有るのですか?CNNはどうしてUDDからのMK47やグレネードランチャー砲弾を使い治安部隊を攻撃してるビデオや写真を報道しないのでしょうか。両陣営が武器を使い戦闘しているビデをと写真を報道すべきです。
2010/06/24(木) 22:39 | URL | イサーン在住の日本人 #-[ 編集]
Re: 観念的な民主主義
イサーン在住の日本人さん、
いわゆる先進国のジャーナリストは、自由な報道をしていると思います。
公平を主眼に努力しているメディアもあれば、主義主張があって、それに寄った報道をするメディアもあるでしょう。売らんかな、の商品価値のある情報を目指しているところもあるでしょう。
いずれにしろ、われわれは、メディアによる報道を、かならず批判的にみて、われわれ自身で取捨選択、判断するメディア・リテラシーを持たなければならない、ということだと思います。
CNNが、両陣営が武器を使って戦闘しているビデオを流さないのはなぜか、とおっしゃっていますが、
それは、CNNがそういう場面を取材していない、ということだけなのでしょう?
そういう現場にいて、ビデオが取れた報道機関があるのですか?
あれば、その報道機関から報道されるでしょう。
CNNは、CNNが取材した情報を報道しているのであって、私は、インターネット上にある、彼らのビデオや記事をすべて読みましたが、赤も黒も、政府側のことも、彼らの眼でみたことを報道していると思いました。
CNNとBBCが、どうやらタイのマスコミの世界から、偏向している報道をしている、と槍玉にあげられているようですが、偏向報道しかしていない(非常事態令の下で、検閲された内容しか報道できない)おのれ自身を棚にあげて、よく言うもんだなぁ、と開いた口がふさがりませんが。。。


> 先進国のいわゆる民主的と言われるジャーナラリストは、本当に公平な報道をした事が有るのですか?CNNはどうしてUDDからのMK47やグレネードランチャー砲弾を使い治安部隊を攻撃してるビデオや写真を報道しないのでしょうか。両陣営が武器を使い戦闘しているビデをと写真を報道すべきです。
2010/06/25(金) 02:23 | URL | imhappy #-[ 編集]
Re: うまくまとめられませんが
ウチャラポーンさん、
まさに今の状況が、この国の状況なんだ、ということですね。
なんだか、総花的に、和解のためとか、改革だとか、
計画ばかり噴出してくるのですが、
なにひとつ成功しそうにありません。。。
本来、非常事態令を解き、自由な公論のできる環境を作ってから行わなければならないことなのに、
その基本を外しているので、なんともいいようのない行動ばかりに映ってしまいます。
一方、赤狩りの方は、どんどん加速的にすすんで・・・タイコムの買戻し、なんて勇み足でしょう。
どんなことになっていくやら。
ですね。



> なんとも悲しい事ですね。
> 私は実際にこの件に関しては両派の政治家と話しをする機会を得、
> ニュース報道を見て、実際に自分の目で
> 封鎖地域の様子を見ていましたが、少なくとも
> 政府のプロパガンダのやり方には
> 疑問を通り過ぎて確信をもって危険さを
> 感じます。
> 彼らの主張するテロリストの居ない所で
> 殺意をもって水平射撃している現場も見ましたし、
> ニュース報道では規制され決してでてこない部分でしょう。
> もしかしたらアピシット首相にさえ
> 現場の状況は報告されたいなかったのだと思います。
> 書くと長くなるので遠慮させていただきますが、
> まさに今のこの状況が、この国の状況なんだととしか言いようがありませんね。
2010/06/25(金) 02:33 | URL | imhappy #-[ 編集]
Re: そんなモノなのでは?
トマックスさん、
デモクラシーという観点からみると、あまり良い兆候がみられないようです。
おっしゃるように、真相解明委員会も、方向の違った方へ行きそうですし・・・。
私は、5月に入って、アビシット首相が11月選挙という和解案を提案してから、
経緯を追って見ていましたが、その和解案に赤服は即賛成しています。
問題は、黄服が、大反対で首相即退陣せよ、という剣幕。
アビシットが、自分の支援部隊である黄色に対しては、そのような暴言をはかれているのに、なにひとつ抗議や説得することなく、そのままにしておいています。
そして、「すべての」国民が協力してロードマップに則った、和解作業に入らねばならない、と言い続けるのですが、交渉で攻めるのは赤服に対してだけ・・・。
こうした矛盾から、赤服側も、ロードマップ自体のワーク・スコープなど、多少具体的な確認を求めたりするのですが、あいまいなロードマップで、あいまいな首相の態度ですから、当然、でしょう。それにたいする答えは全く無く、即デモを解散せよ、と迫るのみでした。
そして、突然、首相側から、今後の交渉を、打ち切られてしまうわけです。
私の見ているところ、赤服側は、最後まで「政治的解決」(交渉・妥協)で解決しようと、していたところが、政府側が、「軍事的解決」に踏み切った、という印象を受けています。
軍隊の投入が宣言された後も、5月19日のぎりぎりまで、赤服は、交渉再開を求め続けていました。
上院とか、国際機関に仲介に入ってもらってでも、交渉で解決したい、と願っていたと思います。
だから、政府が、騒乱平定のあと、国際社会への説明で使ったレトリック、
東京の銀座で、ニューヨークのタイムズ・スクウェアで、ロンドンのなんとかで、
2ヶ月もデモ隊が居座ったら、皆さんどうしますか、やはり、強制排除しかないのではないですか、
という説明は、途中の経過を省いてしまっています。
いわんや、交渉を断じたのは赤服だと、言い切っているのです。
歴史、というのは、こうして歪曲されてしまった事実から、成り立っていくのか、
とうんざりした気分になります。
まぁ、個人的な印象、だけですが。。。
これだけの騒乱が、すべてうやむやになってしまうのか、
実は、面白くみていこうと思っています。

>  10月よりバンコク生活に入るので最近はバンコク情勢にも気を配っています。
>  現政権の赤シャツに対する過激な反応と言えない事もないでしょう。
>  でもあれだけの長期に渡って一番の繁華街の占拠が続けば
>  そして解決の見通しがなければやむをえなかったのでは?
>  いずれにしろ問題の根本的な解決はないのでは?
>  又真相解明も多分できないと言うかしないでしよう。
2010/06/25(金) 03:07 | URL | imhappy #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://im8p.blog25.fc2.com/tb.php/484-dbddfbda
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。