きょうもまた、あなたとおいしい朝食を食べる、それが幸せ。 風は、すずやかに、木の葉をゆらし、小鳥のさえずりが、庭に降る。 バンコク バンカピから。今日も元気だ、幸せだ!
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日本に帰って、うれしいことの一つは、

本屋さんや、図書館に行って、

日本語にたっぷり触れることができる、

ということがあります。

本を読むことが、ひとつの趣味で、良かった、

とつくづく思っています。

会社員時代は、趣味は、と訊かれて、

はい、読書と旅行です、

と答えるのが、なんともステレオ・タイプで、

嫌だったのですが・・・。

自己紹介で、そんな趣味を言っても、なんの特徴もなく、

人の記憶に残るはずもありません。。。


僕の会社員時代の知り合いで、趣味は?と訊かれると、

狩猟です。鉄砲打ちが、趣味です、

という人物がいて、

訊いたひとのほとんどが、ホーッ、という反応を示すのをみて、

こいつ、巧い趣味を持ち出すなぁ、と思ったものでした。


それでも、この年齢になってくると、読書が趣味、

というのもまんざらでは無いなぁ、と思えるようになってきました。

とくかく、ひとに迷惑はかけないし、

やすいし、

いつでも、どこでも、ひとりでできます。


そして、このごろになると、

一つの興味の糸口から、いろいろな連想がわいてきて、

知識や理解が深まって、楽しいことになったりもします。


日本に帰ると、する作業のなかに、家の内外の清掃・整理がありますが、

今回は、咳が止まらない体調のため、もっぱら家の内の整理に

時間をあてることになっています。

家の整理といっても、なかなか、物が捨てられない気性なので、

こっちのものをあっちへ移動したり、あっちをそっちへ、なんて

やっているだけになってしまいますが・・・。


JALの宣伝誌に、アゴラ(AGORA)という月刊誌があって、

今回は7月号をパラパラとみていたら、

夏の思い出、というタイトルで、旧朝吹山荘(睡鳩荘ーすいきゅうそう)の

軽井沢の写真が載っていました。


20110801asabuki1


2011081asabuki2


これが、フランソワーズ・サガンの翻訳で有名な、

朝吹登水子の別荘。

旧朝吹山荘の近くには、有島武郎の別荘もあり、

有島の次男の敏行が、登水子の初恋の相手で、

この軽井沢で逢うことが毎年の楽しみだった、とか。


そうこうしている中、今日、ブック・オフに寄って、

「老いにくじけぬ男たち」(小島直記)という本をペラペラ

めくっていたら、朝吹英二、という人物について触れていました。

なんでも、福沢論吉を切りに行って、逆に彼に感服し、弟子となり、

ついには三井グループの礎を作った人物。


その英二の息子が、朝吹常吉で、上の山荘を建てた人。

そして孫として、フランス文学者の朝吹三吉と翻訳家の朝吹登水子。

詩人の朝吹亮二は曾孫。

(また、弟・野依範治の曾孫が野依良治ーノーベル賞受賞ーである。

シャンソン歌手、故石井好子なども親類)


最後に、2011年度、第144回芥川賞受賞者の作家、

朝吹真理子は玄孫である。

20110801asabukimariko
今年の1月受賞時は、慶応大学大学院生。
意識過剰、作り過ぎ、という声もあるようですが・・・。


ここまで、来ると、

先月のアンドレ・プレヴィンかかりで、

「ブラームスはお好き?」

に再会した延長戦が続いているような気がします。


もう一度、

フランソワーズ・サガンの小説を、

読んでみようと、思いました。

もちろん、サガンの翻訳は、すべて朝吹登水子さんです。


それらをすべて受け継いできた、朝吹真理子さんの「きことは」

という本も、できれば読んでみたい。。。

「きことは」って、なんだか、見当もつきませんが、、、

なんなんでしょう。


こんなこともあります。

同じく、ブック・オフで、詩人・谷川俊太郎さんの「風穴をあける」

というエッセイ集を目にしました。

僕がまだ持っていない本のようです。

目次をめくると、「愛」と「お大切」、という項目があります。

ああ、これは、先日読んだ、河合隼雄との対談で遠藤周作さんが

紹介していたお話と同じことに触れているな、と思いました。

立ち読みすると、そのとおりで、「愛」ということばが最初に

日本に紹介されたのは、キリスト教の伝来のときで、隠れキリシタン達が、

「愛」という言葉を「お大切」という言葉に翻訳して使った、と言われています。

「愛」という概念(西洋の概念を漢字で表わしていますが・・・)は日本人には

無い心象で、どう理解したらいいのか、一番近い心象が、「お大切」という

ことだった、と聞けば、なんとなく「愛」の基本が分かったような、

気がします。

谷川俊太郎さんのエッセイは、そこから、「哲学」ということばも、その源の

知恵を愛する、という意味がわかるような言葉に翻訳していれば、この言葉に

たいするイメージがもっと豊かになっていたであろう、と述べています。


他の目次をみると、永瀬清子、という項目があります。

これで、この本を購入することに決定、です。(105円です)

そのエッセイは、海外に居て、永瀬清子さんの死のニュースを聞いたときの

様子を書いたものですが、

なかなかに永瀬清子さんを知っている人が少ないことを慨嘆しながらも、

もっともっと、特に女性には読まれていくべき女性詩人だという思いが

述べられています。


以前にブログにも書きましたが、僕は永瀬清子さんのファンです。

1995年に、89歳で亡くなられたのですが、

81歳のときに書かれた「あけがたにくるひとよ」で詩の大賞を受けたり、

主婦をし、子育てをし、働きながら、みずみずしい詩を書きつづけていた長命な詩人です。


美智子皇后は、かつて、まど・みちおと永瀬清子の詩を英訳していることを

紹介し、詩に関して皇后さまの趣味の良さをほめています。

そして、日本の女はみな少なくとも一度は永瀬清子を読むべきだ、

とまで言っています。


その本を買って、家にもどると、さっそく谷川俊太郎の詩集を見つけました。

夜のミッキー・マウス、という詩集のなかに、この詩がありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

< 永瀬清子さんのちゃぶだい >

ちゃぶだいの上に飯がのった

煮付けた大根がのった

目刺しがのった

トマトがのった

ちゃぶだいの前に男が座った

女と子どもたちが座った

沈みかけた太陽と

遠い海と

隠れた権力者と

さまよい続ける兵隊が

ちゃぶだいをかこんでいる

指と詰めの間に詰まった土をそのままに

女の手が飯をよそう

ちゃぶだいの畑で

言葉は物言わぬ種子


ちゃぶだいの上にノートがのった

万年筆がのった

出がらしの茶がのった

一日の終わりの静けさがのった

ちゃぶだいの前に女は座った

乾いた月と

ばらまかれた星と

色あせぬ恋の秘密と

国々の風の記憶が

ちゃぶだいをかこんでいる

昼間のからだの火照りのさめぬまま

女の手が万年筆を握る

ちゃぶだいの祭壇で

言葉は天を指す緑の茂み


日々の汚れた皿が

永遠の水にすすがれている

今日のささやかな喜びが

明日への比喩となる

永瀬さんのちゃぶだい


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

農業を営みながらの詩人であった永瀬さんには、机というものがなかった、

そうです。

時間を削り、身を削って、世間の人であるとともに、詩人でありつづけた

このひとに、敬意の念を禁じ得ません。

20110802nagasekiyoko
写真は、kyouhanshinbun.hp2.jp/book-nagase-kiyoko.htmさんから、
お借りしました。



そして、きっかけある度に、そのひとの文を読みます。

ひとつの本からの連鎖、です。


読書は、

良いものです、

こころ洗われるような本を読み、

正直であれ、

ということを学びます。




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コメント
この記事へのコメント
 読書、深いですよね。
手軽な趣味でも極めるというか
 なかなか奥が深いですよね。
 私も好きなんですが老いの一徹?で
 今はタイ語に嵌ってしまい
 抜け出せそうにありません。
 いつになったら好きな本を
 ゆっくり読めるんだろう?
 本は大分持って来たんですが・・・。
2011/08/06(土) 18:07 | URL |  トマックス #90LdKUd6[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011/08/09(火) 17:27 | | #[ 編集]
姫も実は読書好きですよ~。
夜の仕事してると新聞とか読むのも
常識だし、経営者の常連さんが多いから必然的にビジネス書
とか自己啓発的なものが多くなりますけど。
読書って世界が広がるから大好きです。
ところで、こちらのブログってリンクの交換とかしていますか?
姫もブログやってるんですが、お気に入りリンク集を作ろうと
思って、よかったら何かリンクの交換がしてみたいです☆

2011/08/10(水) 13:00 | URL | 姫 #-[ 編集]
姫さまのブログ、気になります。。。Re: タイトルなし
姫さん、
あああ、姫さんは、夜側のお仕事でしたか。
妖しげな雰囲気があって、それに気がつかない私の方が
おかしかったのかも知れませんが、、
そういう方面に知り合いがいないので、止むを得なし、
と思ってください。
読書はいいですよね、自分の世界を広げてくれますし、
それが相手を理解する手助けになり、またその相手から
得るものをさらに深くする、、、姫さんには、必需品でしょうね。
姫さんのブログ、気に入りそうです。
私の、こんなブログでよければ、リンクはかまいません。
多種多様なサイトがリンクされて、面白いかと思います。
ダイバージェンス、というところでしょうか?
計画いたしましょう。



> 姫も実は読書好きですよ~。
> 夜の仕事してると新聞とか読むのも
> 常識だし、経営者の常連さんが多いから必然的にビジネス書
> とか自己啓発的なものが多くなりますけど。
> 読書って世界が広がるから大好きです。
> ところで、こちらのブログってリンクの交換とかしていますか?
> 姫もブログやってるんですが、お気に入りリンク集を作ろうと
> 思って、よかったら何かリンクの交換がしてみたいです☆
2011/08/14(日) 16:54 | URL | imhappy #-[ 編集]
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