きょうもまた、あなたとおいしい朝食を食べる、それが幸せ。 風は、すずやかに、木の葉をゆらし、小鳥のさえずりが、庭に降る。 バンコク バンカピから。今日も元気だ、幸せだ!
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私には5歳離れた弟がいる。

小さいころから、私は、長男として育てられ、

それに応えてか、どうか、

どちらかというと手のかからない子であった。

それに比べると、弟は、

ようやく恵まれた2番目の子として、大事にされ、

かなり甘やかされて育ち、

おっとりとして、好きなことばかりして、遊ぶことができた。

そして、いつも、しかられるのは私で、

すこしは弟の面倒をみなさい、

と言われるのが嫌だった。


私は、けっこう要領よく物事を理解することができるタイプで、

ずっと学校の成績は良かった。

授業を聞いていれば、先生の思惑が読め、

どの範囲が重要で、どんな問題がでるか、大体はわかるので、

きちんと復習されしていれば、良い点数が取れるのだった。


また、中学以降の受験なども、対策集などを買って、

その指示にしたがって勉強することに抵抗はなく、

かなりの高得点が取れるのだった。


母に、弟の勉強も見てやってね、と頼まれて、

なんども勉強の仕方を教えたのだが、

弟はあまり良い成績を取る事が出来なかった。

僕が中学で、弟が小学のころの話でいえば、

僕が、

「暗記するものは暗記しなければいけない」、

「先生の話を聞いて、どの範囲を勉強しなければならない、

と絞り込むことが大切だ」、

などどいっても、

「ねえ、おにいちゃん、

鏡には、左右が逆に写るのに、

上下はどうして逆にならないの」

などという素朴な疑問で、頭がいっぱいなのだった。


なんだか、自分とは、まったく頭の構造が違って、

ものごとの根本が分からないと先に進めないタイプで、

とにかくそんなことより、効率よく勉強しよう、

という私のいうことなどには全然興味を示さないので、

私は、弟に対する教育の手伝いを投げ出してしまった。


私は高校に入り、大学受験に忙しくなったりで、

弟との共有する時間が少なくなり、、

ほとんど彼のことを気にすることもなくなっていった。


希望した東京の国立大学に入学した私は、

地方都市から大東京に出て、

順調に、親の期待にも応え続ける。


1年目の夏休みに、故郷に帰ることになり、

ふと弟のことが思い出され、

東京に来てからアルバイトで得た収入の中から、

お土産を買っていくことにした。

それは、青い、折りたたみのちょっとおしゃれな傘だった。


弟は、私に帰省を喜び、

お土産に対して、

「ありがとう、お兄ちゃん、大事に使うよ」

と言った。



帰省してから、3日後に、雨模様となった。

弟は、兄からもらった傘を誇らしげに持って、

友達の家へ出かけていった。


午後になり、雨が激しく降るようになった。

もう帰って来てもいいくる時間なのに、

弟はなかなか帰ってこなかった。


やがて、夕食の時間ぎりぎりになって、

弟がびしょぬれになって帰ってきた。


私は、当然、傘はどうした、

と訊いた。

もう中学になる弟は、いまにも泣きそうな顔で、

「お兄ちゃん、ごめんなさい。

帰りにちょっと寄った本屋で立ち読みしているうちに、

誰がに持っていかれてしまった。

後を追って、バス停や、駅まで探したけれど、

どこにもなかった」

と言う。

「なんで、いつまでもノロマなんだ。

大事にするって、言ってたじゃないか。

初めて使ったのに、もう盗られるなんて!」


弟は、

下を向いたまま、

ひとこと、言ったのだった。

「でも、僕がぬれたおかげで、

濡れなかった人が、ひとりいたんだよね・・・」


私に身体の中を、

電流が走ったようだった。

私は、弟をじっと見つめてから、

静かに抱きしめた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あるカウンセリング・セミナーでの、

エピソードのひとつを、すこし脚色して、

忘れないうちに記録しました。





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コメント
この記事へのコメント
こんにちは。
心にジンときました・・・。いいお話ありがとう。
2011/09/19(月) 19:01 | URL | のり #-[ 編集]
人の品格 Re: こんにちは。
のりさん、
コメントありがとうございました。
人間性って、奥深いものですよね、
どちらが人間として品が上か、一見しては分からない。。。
そのことが分かるだけで、またその人が成長する、
という循環もあるわけで、どの人も、自分を知れば、
捨てがたい人になれる。。。
私もあきらめず、心がけています。


> 心にジンときました・・・。いいお話ありがとう。
2011/09/24(土) 13:20 | URL | imhappy #-[ 編集]
ジコケンジヨク
雨の中を濡れながら、笠を探しまわった中学生が、「でも、僕がぬれたおかげで、濡れなかった人が、ひとりいたんだよ ね・・・」と言うかなあ? (そういう風に考える人は、最初から探さないと思うが。)

「そして、それを聞いた貴方の身体の中を、電流が走り、弟をじっと見つめ、静かに抱きしめた。」との事。
( 変わったご兄弟だったのでしょう。)

「小人の枝野」等と他人を誹謗するのが好きな方のようですから、ご本人は相当ご立派な方だろうと思っていました。

が、本当に立派な人は、「私は、けっこう要領よく物事を理解することができるタイプで、ずっと学校の成績は良かった。」、「東京の国立大 学に入った。」等とは決して言わないと思います。

貴方は、自分の観念(主観?)にヒットする言葉を捜しながら、読書される傾向があるように思われます。

それが、時々このブログで紹介されますが、事実認識や論理の正当性に問題がある独りよがりな話が多いのです。
得に残念なところは、そのお話しの中に、貴方の独自性が見えないことです。

自己顕示欲の強いナルシストというのが貴方に対する私の印象です。
2011/09/25(日) 11:44 | URL | #-[ 編集]
ご苦労様でした Re: ジコケンジヨク
匿名氏さんへ
本当に読解力がない方なので、驚きました。
そもそも、
> が、本当に立派な人は、「私は、けっこう要領よく物事を理解することができるタイプで、ずっと学校の成績は良かった。」、「東京の国立大 学に入った。」等とは決して言わないと思います。
って、
このストーリーは、私のことを書いたことではありませんよ!
以下、コメント返しする必要のない内容が書き連ねられていますが、
いろいろに私のブログを読んで来ました、という言葉に、
ご苦労様でしたの気持ちで、
記念として、このコメントだけは残しておきます。
(今後のコメントは削除の対象になります。
こういう匿名の人は、かならずエスカレートした、誹謗のコメントを送ってくる、
と100%決まっています)




> 雨の中を濡れながら、笠を探しまわった中学生が、「でも、僕がぬれたおかげで、濡れなかった人が、ひとりいたんだよ ね・・・」と言うかなあ? (そういう風に考える人は、最初から探さないと思うが。)
>
> 「そして、それを聞いた貴方の身体の中を、電流が走り、弟をじっと見つめ、静かに抱きしめた。」との事。
> ( 変わったご兄弟だったのでしょう。)
>
> 「小人の枝野」等と他人を誹謗するのが好きな方のようですから、ご本人は相当ご立派な方だろうと思っていました。
>
> が、本当に立派な人は、「私は、けっこう要領よく物事を理解することができるタイプで、ずっと学校の成績は良かった。」、「東京の国立大 学に入った。」等とは決して言わないと思います。
>
> 貴方は、自分の観念(主観?)にヒットする言葉を捜しながら、読書される傾向があるように思われます。
>
> それが、時々このブログで紹介されますが、事実認識や論理の正当性に問題がある独りよがりな話が多いのです。
> 得に残念なところは、そのお話しの中に、貴方の独自性が見えないことです。
>
> 自己顕示欲の強いナルシストというのが貴方に対する私の印象です。
2011/09/25(日) 22:39 | URL | imhappy #-[ 編集]
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