きょうもまた、あなたとおいしい朝食を食べる、それが幸せ。 風は、すずやかに、木の葉をゆらし、小鳥のさえずりが、庭に降る。 今日も元気だ、幸せだ!
白い砂浜の、ビーチ・フロントの部屋で少し休んでから、
昼ご飯を食べに村のなかの食堂まで、ぶらぶら歩いた。

ここの砂浜は、粒子が細かく、真っ白だ。

僕の昼食は、中身いろいろ入ったチャーハンをオムレツでくるんだ一品。
(あとで名前を教えてくれるように、Boに頼んだが、忘れてしまった)
そしてビール。
Boはワインが好きなのだが、こういう場では、やっぱビールっしょ。
ということで、彼女もビール。

ホテルに戻る途中、レンタル・ショップがあって、モーターサイクル(バイク)やバギーが置いてある。

Boが、モーターサイを借りるか、と訊いてきた。

運転免許もってない。

運転免許、無くても、借りられるよ。

え〜っ、ホント?

確かめるために、レンタル・ショップの女性に訊くと、

免許証いらない、借りたら、シューッと行けばいい。

なんて、言っている。

クラッチ変換式が、1時間100バーツ、1日300バーツ。
オートマチックは、1時間150バーツ、1日400バーツ。

免許証がいらないのなら、借りてみようか、と思った。

日本では、バイクの免許は持っていない。
50ccのスクータは毎日にように乗っているから、オートマチックだったら、大丈夫だろう。

しかし、うしろにBoを乗せて走るとなると、ちょっと不安。。。

そのことをBoに話すと、

こわい、こわい、

と言って、逃げていった。

今じゃないよ、今はビール飲んでるから借りない、明日のことだよ、、

と言ってみたが、

あまり信用していないみたいだった。

Boは、自分で運転はしない、とはっきりしている。

だから、心配な運転じゃ、いやなのだろう。


ホテルの前の浜辺にくると、陽は傾きかけていた。

到着した午後の早い時間より、海で遊んでいる人の数が、少し増えている。


僕は、短パンに着替えて、海に走った。

Boは、後から、短パンにTシャツ着て、追ってきた。


ぼくらの回り、20メートル以内に、他人は居ない。

青い海と、さらさら白い砂のビーチを、二人だけで、ふんだんに楽しんだ。


この時期の、閑散としたサメット島は、とても良い、と思った。

静かで、落ち着いた、癒しの海がある。

パタヤーとは違って、バービアも、ゴーゴーバーも、カラオケも無い。

ナンパも、出来ないだろう。

ここは、カップルや、友人仲間や、家族が、くつろぐ海である。


ひとしきり、泳いだり、水遊びした後、

Boと僕は、並んで、ビーチにシーツを敷いておばちゃん達が営業しているタイ・マッサージを受けた。

1時間200バーツ。
オイル・マッサージは300バーツ。

そして、バンガロー・ホテルの部屋へ帰って、一眠りした。



午後、7時。

いよいよ、お楽しみの夕食。


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ラブラブ・カップルに、みちゃいられねぇあてられ犬チャン。

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頭上にはロマンチックなぼんぼり。



シーフードを食べる、と決めていた。

サイ・ケーオ ビーチにはホテルが16軒ある。
その殆どが、浜辺に面して、レストランを構えている。

だから、浜辺を歩きながら、好みのレストランを選ぶ、ということになる。

パタヤーなどとは全く違って、ひなびた、田舎のビーチの趣きである。

歩いた範囲では、シーフード専門のレストランは、1軒しかなかった。

活きたカニを選べる。

海老や、貝を、量を決めて、選ぶ。

何種類かオーダーして、我々はテーブルに。

椅子のあるテーーブルは、内側に1列並んでいる。
大きな家族連れは、このテーブルを選ぶのであろう。

カップルや、カップルのグループは、外側、浜辺よりにつくられた、ラブ・シートのようなテーブルを選ぶだろう。

座卓に、寝椅子ソファーの組み合わせたような席で、これが3列ほど浜辺に沿ってならんいる。

Boと僕は、もちろんこのラブ・シート。

ほとんど、寝そべるような形で、食事するのである。

蒸した大きなカニと、大振りな海老、Boの好きな貝、僕の好きなイカ、などなど。

ビールを3本、飲んでしまった。

これで、1000バーツ。

となりのレストランの前では、タイの若者によるタイマツ・ショーが始まる。

遠くの海には、漁をする船のいさり火や、

停泊するボートの灯りがポツ、ポツと。

やがて、Boのハミングが聞こえてきた。

このように、良い一日が、こうして今日も、暮れていったのだった。



サメット島、良さそうな海だな、と思われた方は、クリック↓↓↓

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ビーチに行きたい、美味しいシーフードが食べられれば、それだけでいい。
バンコクから遠くなくて、1泊か2泊で、楽しめるところ。

こう言うと、パタヤーか、ホアヒンか、ラヨーンという名前があがるのが普通ではないだろうか。
まだ、バンコク・タイを良くは知らない僕も、これらの名前は耳になじんだ名前である。

Boは、Ko Samet もあるよ。
と言った。

見ると、地球の歩き方、にも載っている場所だ。
「白い砂がまぶしい遠浅のビーチが、海水浴に最適の美しい島」
とある。
バンコクから、バスと船を乗り継いで、4,5時間で行けるところ。

ビエンチャンで観光ビザの取得に成功して、11月まで滞在することが出来るようになったので、ちょっと小旅行をしてみたくなっていた。

それで、24日に、Boが連休を取ったので、出かけることにした。


朝7時に、エカマイの東バスターミナルで待ち合わせることにしていた。
だが、前夜にインターネットをみると、朝の5時から、毎時丁度の時間で、サメット島行きの船の出るバンペー(Ban Phe)へのバスが出る、と書いてある。
それで、急遽、深夜に携帯へメールして、6時45分に待ち合わせの時間を変更。
これが通じないかもしれないが、通じれば、7時のバスに乗れる、と思った。

ところが、である。
インターネットの情報が、いい加減だった。
やはり、季節、というものも、あるのだろう。
僕が早めに6時40分について、窓口をみると、バンペー行きは、8時となっている。
な〜んだ、7時に待ち合わせても、時間があまったじゃないか〜。

せめて、Boは、ぼくの深夜メールに気づかずに、7時にも遅れてきて欲しい!
と願ったが、丁度、6時45分に、タクシーから降りてきた姿は、Bo だった。

ごめん、ごめん、嘘ついちゃったよ〜。

エカマイ駅の向かいにあるコーヒーハウスで、コーヒーとハーブ・ティーを飲んで、時間を過ごした。
朝の7時台では、この辺は、人通りも多くなく、まだ眠っているようだった。

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いよいよ、8時、予定通りの時刻で出発。
料金は、覚えていないが、二人で400バーツでおつりが来た。
乗客も多くは無かった。

車内で、飲料水が配られた。

TVはつかなかった。(帰りのバスは、DVDの映画とバラエティー番組を流していたが・・・)

ほぼ、3時間で、バンペーに到着。

すぐ、桟橋に行って、船の乗船券を購入。
これも料金は覚えていないが、二人で300バーツでおつりが来た。

桟橋で待っている間、客を見ていたが、バンコクから同じバスで来たのは、西洋人の女性二人だけのようだった。

バンペーの桟橋に、サメット島のホテルを予約するデスクがあって、声をかけられたのだが、現地でビーチを見てからホテルを決めたいと思ったので、無視した。
他の客も誰もこのホテル予約デスクを使う人はいないようだった。

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30分ほどで、乗船し、出発だ。
乗客全員で、20人ほど。

Boがいるので、後ろについて動いているだけで済む。

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あれが、めざす、サメット島である。

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船で、約、40〜50分、だろうか。
穏やかな日だったが、沖に出るとさすがに波しぶきが時々船の上まで飛んでくるほどには、揺れた。

船酔いなどしないように、一生懸命、前方だけをみて、やりすごした。

サメット島のナダン港に着き、そこから乗り合いバスに乗って、一番近い、サイ・ケーオ・ビーチまで行く。

そこで降りたのは、僕たちだけで、他の客はもっと先のビーチまで行くらしい。

まず、公園入り口があり、タイ人40バーツ、外国人200バーツ徴収された。

それから、ビーチをゆっくり歩きながら、今日の、宿探しだ。

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行ったり、来たりしたが、30分で決める。

ビーチ沿いのSky High Inというところ。

通常価格は、インサイド(ビーチから奥まったところの部屋)が1800バーツ、アウトサイド(ビーチ・フロント)が2000バーツのホテルが、今はプロモーション価格で、1200バーツと1700バーツだった。

ビーチ・フロントの部屋に決めた。
午後、1時。

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浜辺にたたずむBo...

お〜ッ、輝く白い砂浜、サメット島のサイケーオ・ビーチだ〜。

ゆっくり、まったり、ひまわりタイ、するぞ〜。



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ヌイの休みは金曜日である。
どうせ会えるのは、金曜日だからと、この1週間は、メールも1回しか送らなかった。
先週、むりやり、お金を渡したこともあって、僕からの連絡を控えめにしていた。

それよりもなによりも、この週はビエンチャンに観光ビザを取りに行っていたので、バンコクのヌイへの連絡は、少なかったのである。

ウドン・ターニーから帰ったのが木曜日の夕方。
ヌイの働くスーパーに買い物に行ったのは、午後9時を回っていた。

久しぶりにヌイのレジの列に並び、
精算が終わったあと、
彼女が、

明日、私はワット(お寺)に行くけど、一緒に行く?

と大きな声で訊いてきた。

OKだよ。

とだけ言って、あとはメールで、とサインを送って、その日は終わり。


実は、ビエンチャンから帰ったばかりで、かなり疲れていたのが、翌朝になって分かった。

胃腸の調子もあやしい、のである。

日本から持ってきた、整腸剤と下痢止めを飲んだ。

それで、朝一番のメールで、

今日のワット行きは、午後にして欲しい、午前中は寝ていたいので、

とヌイに頼んだ。

分かった、じゃ、午後1時に会いましょう。

という返事。


ヌイは、どうやら、なんとか僕に喜んでもらうことをしたい、と思っている。

1時に会って、ワット・プラケオに行った。

ラチャダから、529番でアヌサワリーへ、アヌサワリーから509番で途中まで行って、最後はTukTukに乗ってワットまで。

僕は、上に書いたように、疲れていたのと、胃腸の具合が思わしくなかったので、タクシーで行こうよ、と言った。

嫌。わたしは、バスで行けるところはバスで行くの。
バンコクのどこへでもバスで行けるわ。

たぶん、何日か考えて、僕をワットに連れて行こう、計画したのだろうから、僕は、実は体調が悪いんだ、とは言い出せなかった。

バスに乗ってすぐは、ヌイも元気で、こんなことも言い出した。

来月、3連休を取って、ホア・ヒンの友達に会いに行くんだけれど、あなたも一緒にくる?

それは、すごいな。
ホア・ヒンには1度行ってみたいと思っていた。
一緒に行きたい。

ところが、その日は、小雨が時々降ってくる、という天気で、バスがやたらに遅かった。
ワットに着いたのが、3時だから、2時間近くかかったことになる。

いい話もあったが、ぼくのグロッキー度数はかなり上昇。


それから、ワット内を歩くこと、1時間半。

4時半にワットを出る。


これからどうする?

と訊くので、


早く、帰りたい一心で、

ラチャダに帰って、食事でもしよう、

と提案。

ハングリー?

イエス。お昼を食べてないから。

これを聞いて、ヌイは、ラチャダに戻る前に、ぼくの空腹を満たしてあげよう、と思ったらしい。

歩きながら、レストランを探してあげる。
ここら辺は、前に来て、知っているから。
すぐ見つかるよ。

と言って、帰りのバスの路線図に沿いながら、レストラン探しの開始!


ところが、これが、なかなか、みつからないのである。

20分ほど歩いて、見つからないので、
そこに出てきたマクドナルドでもいいよ、とヌイに言ってみたが、
どうもそれはダメ、という風で、いっこうに歩きを止めようとしない。

なんとなんと、雨には降られなかったが、
トータルで1時間は、歩きにくいバンコクの街路を歩き続けて、
ついにレストランは見つからなかった。

5時半。
僕は、疲労困憊で、無口。
ヌイも、がっくりきて、無口。

やっとバス停で、止まって、アヌワワリー行きのバスを待つ。

アヌサワリーに着いたのが、もう6時をずいぶん過ぎていた。

僕は、そこから、ラチャダーまでのバスに乗り換えて戻るのかと思った。

しかし、ヌイの頭にある、ぼくの空腹を早く満たしてあげたい、
という思いは、ラチャダーに帰ることよりも優先していた。

アヌアサワリーで、レストランに入ろう、というのである。

もう、とことん、思い通りにさせるより、しょうがない。

ビルの中の、いくつかのフロアを見たが、よさそうなタイ・フードの店は無かった。

僕は、祈る思いで、ピザやスパゲッティでもいいよ、と言った。

さすがにヌイもそれ以上は、レストランを探すことは止めて、ピザ・ハウスに入ってくれた。

まずくもなく、美味しくもないイタリアン料理を食べて、

ほうほうの体で、ラチャダーに戻ってきた。


ヌイは、目いっぱい、ぼくのために良かれと思って、今日の一日を行動していた。

一所懸命、ワットでも、説明をしてくれたり、お祈りを一緒にした。

ぼくにバスの使いかたを教えるためと、むだなお金を僕に使わせないために、バスを使うことに徹していた。

僕は、肉体的には完全にグロッキーだったが、こころは、ヌイの思いやりを深く、感じていた。


地下鉄の駅にヌイを送ったとき、

先週、今月の足りない分の足しに、と思って渡した2000バーツが十分だったかどうかあやしかったので、

1000バーツをまたむりやり彼女の手に握らせた。

今日のガイドのお礼だから。

こういう、お金の渡し方を、ヌイが本心、どう感じているのか、わからない。

それも、だんだん、分かってくることだろう。

とにかく、きょうも、この点に関しては、こころに素直に、行動した。

それが、良し!



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24日から(今日から)、Ko Samet(サメット島)へ、2泊3日の旅行に出ます。
予約も何も無し、行き当たりばったりの、軽い旅行ですが、ブログの更新はお休みになります。

では、ヌイの話です。

ヌイの休みは金曜日である。
だから、木曜日の夕方から、明日のデートのメールがあるかどうか、気にしている。
今、木曜日を過ぎようとしているが、まだ、連絡はなし。

金曜日の朝になっても、音沙汰が無い。

さては、先週の金曜日、映画を観たあと、

僕は「Take Care」という英語を、お互いを「思いやる」という意味に使って、

Take Care する相手を持つことって、すばらしいことだよね、

と言ったのだが、(映画も、そういうことを訴えていたので・・・)

ヌイは、「生活の面倒をみる」 と解釈して、

わたしは、だれにも「Take Care」なんか、されたく無いわ、

と言わせてしまったのである。

それからの気まずい雰囲気が思い起こされて、まだ、その悪しき余韻が残っているのかなぁ、

と心配した。

11時になっても、ヌイからメッセージが入らないので、

どしてる?今日は会えないかな?

とこちらからメッセージを送ってみた。

すると、すぐに、友達が来ることになっていて、待っているので、今日は4時からしか会えない。

それで、いい?

と言う返事。

それで、4時にエスプラナードで会うことにした。


4時になって、ヌイは、先週と同じように、化粧っけの無い、ボサボサの頭でやってきた。

先週より、もっと、小さく見えた。

ちょっと疲れている、ようにも見えた。

日本のカレーチェーン店の最大手のCoCoIchibanが、バンコク第一店目を、エスプラナードにオープンしたばかりで、一度入ってみたかったので、ヌイを誘った。

ヌイは食欲なさそう。

小さな、シチューのようなもので済まそうとするので、大きめの野菜の皿も取ってあげた。

実際には、このサラダの方を食べただけだった。


ヌイは、土曜日から木曜日まで、週6日、働く。
その一日は、ラチャダー以外の店に行って、働くという。
そして、毎日、できれば残業をする。
残業は、沢山したい、のである。
ただ、他のキャッシャーが休んだりしないと、残業が沢山あるわけではない。

今日、会う約束だった友達は、新しい仕事を見つけてくれる、と言っていたのだ、と言う。
待ったが、友達は来なかった。
仕事が見つからなかったようだ、と言う。

仕事って、いまの店を辞めるということ?
今の店は将来が楽しみだから、好きだって、言っていたけど・・・。

ノーノー。
新しい仕事って言うのは、休みの金曜日に働く、仕事のことなの。
毎月の給料は、毎月の必要なお金に足りないの。
だから、残業するんだけれど、残業の少ない月は、赤字なの。
今月は、少なくて、新しい仕事で、足そうと思ってたんだ。。。

話を聞いていて、そんなに沢山働かなくちゃならないんだぁ、とホロリとした。

僕はヌイの給料を知らない。
月に必要な金額も知らない。
(訊くと、どうして知りたがるの?と言われそうだ)

しかし、良い大学を出て、良い会社に入っても、初任給は1万5千バーツと聞いている。
タイに進出している日本の製造業では、大学卒の初任給は1万バーツだという記事を読んだ。

だから、ヌイの給料も、大体は、想像できる。

それでも、ヌイは愚痴を言わないかのようだ。
仕事が見つからなかったことが、残念なだけだ。

食事が終わって、なにか、ゆっくりさせてあげたくなった。
かわいそう、って思うのは、惚れたってことか(夏目漱石)、、、。

また、映画を観ようと切符売り場に行くと、今週から、プリペイド式になったので、みんな600バーツのカードを買わなければならない、と言う。

そのサービスのあり方が気に入らなくて、エスプラナードで映画を観るのは止めにした。
その時、僕と映画館のスタッフの間に、多少感情的な会話があった。
100バーツの映画を観るのに、なんで、600バーツのプレペードを買わなければならないの?
なにか、プリペードになると、デスカウントとか、お徳な点があるの?え〜何もないの!

そんなやり取りを聞いていて、ヌイは、自分がキレることは無かった。
しようがないわね、
という顔で、そばで、聞いていた。

そして、他の映画館に行きましょう、
と言った。

バンカピのBIGCのそばの映画館だった。

ニコラス・ケイジの「バンコク・デンジャラス」を観た。

僕は、帰りのタクシーの中で、2000バーツをヌイに差し出した。
当然、これ、なに?という顔をしたが、僕は当然それを無視した。
とにかく、ヌイにそれをつかませた。

ヌイは、僕をアパートの前まで送り、そのままタクシーに乗って、帰った。

また、ちょっと複雑なこころを持ったままに、別れることになってしまった。

しかし、このことが、やはり変化の元になったのだと思う。

さて、来週は、どうなる?




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ヌイは金曜日が休みである。
一週間に一度の休み。
日本では、週休2日が一般的だから、いかにもタイに来ている、という感じもする。

いつ頃、日本では、週休2日になったか。
昭和46年、1971年から、週休2日が、大企業を中心に広まった。
それは僕が社会人になった年だから、覚えているのである。
入社早々は、土曜日が半ドンだった。
つまり、お昼まで勤務して、午後は休みなのだ。
考えてみると、無駄なようで、実は、その午後はいろんな愉しみ方があった。
都心に出るので、帰りは、映画を観たり、コンサートに行ったり、神田の古本街を巡り歩いたり。。。

ヌイは、地下鉄の駅で2つ先の、近くに住んでいるらしい。
どこで会おうか?
と訊くと、
本屋さんが良い、
と言う。
買いたい本があるのだ。

本屋に先に行って待っていると、約束の時間に5分遅れて、彼女はやってきた。
洗いさらして色あせたTシャツに、ジーンズ。
髪はばさばさで、お化粧っけ無しである。
小さくて、やせているので、まるで中学生のようだ。
(もうちょっと、女っぽく、化粧して欲しい・・・)

買いたいと言っていた本は、英語の本だった。
199バーツは、僕が払ってあげた。

食事はステーキ屋に入った。
僕は牛肉の厚いステーキを食べたいと内心思っていたが、
ヌイが、ポークを頼んだので、僕も同じものにした。

家族の話をする。
母親のことは語らなかった。
小さい時から、祖父母に預けられて育った、と言う。
父親は、祖父母のそばに住んでいる。
小さい頃から、自立心強く、育てられたのだろうか。
いやおう無しに、自立心が芽生えるのであろうか。
ヌイは堅実で、ぜいたくをせず、無駄な考えを嫌う。

例えば、本屋で、僕は言った。
日本語も勉強したいって、言ってたよね。
日本語の本も買おうよ。
そうして、いろいろ見た結果、「読み書き、CD付き、4冊セット」の学習書が、いろんな観点から見て、良さそうだった。900バーツである。
僕は、それを買ってあげようとした。
すると、ヌイは、
よ〜く考えたけど、、、、今は、英語が先で、日本語を勉強する時間がないから、それはいらない、
と言った。

映画を観た。
デイズニー映画の「WALL E」。
言葉が通じなくても、こころは通じる、という単純だが和む良い映画だ。
WALL E(ウォーリー)、EVA(イーヴァ)と、お互いの名前の呼び方の、音色の変化だけで、愛情の深まりが感じ取れていく。。。
映画をみながら、手を握ってみると、そっとかわされてしまった。

映画を観終わって、スターバックでコーヒーを飲みながら、
映画のことを思いながら、
Take Careする相手、Take Careされる相手を持つことって、良い事だよね、
と、話してみると、

わたしは、誰にもTake Care(面倒みてもらう)されたくはない。
と、強く言い返してきた。

僕は、ちょっとびっくりした。
狭い意味で、面倒を見てもらう、と解釈したのだろうか?

お金をあげる、生活の面倒をみるから、愛人になれ。

その言葉を、そう解釈したのではないだろうか。

そういう話の流れではなく、僕にそんな意識もまったく無い。

この言葉に反応するトラウマでもあるのだろうか。。。

だんだんに、ヌイのことも分かっていくだろう。

今日は、強いヌイを見た。

そして、良い笑顔があまり無いままに、2回目のデートは終わった。

それでも、これで終わり、ということはまったく感じなかった。


僕はヌイの年齢を知らない。

彼女もぼくの年をまったく聞いてこない。


高校生の、デートのように、二人は別れた。

3回目のデートのとき、ちょっと違うヌイを見ることになるのだが、

この時は、まったく知らなかった。。。



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